HASAAPとは?

HACCP(ハサップ)は、「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」の5つの単語の頭文字に由来する、衛生管理の手法です。これらの単語は前半の2つを合わせて「危害分析」、後半の3つを合わせて「重要管理点」という言葉を作ることができます。これら2つの観点は、消費者に安全な食品を提供する上で欠かせないものといえます。 危害分析では、農家などで食品の原料を仕入れる段階から出荷時までの微生物や異物の混入などの危険要因を特定し、管理します。一方の重要管理点は食品の安全性を確保するため、管理基準を明確にし、特に重要に管理する必要のある工程を意味しています。

HACCPは製品への危険物質の混入に対し、作業過程を整理・分析・管理することでそのリスクを減らす手法です。生産物の衛生水準を守るために必要な工程管理システムといえるでしょう。なおHACCPはWHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)が合同で運営している食品規格委員会によって発表されており、国際的に認められているものです。

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